教員・研究紹介


健康・生活支援看護学講座教員紹介

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地域看護学 教授
准教授
保健学 教授
高齢者・
在宅看護学
教授
准教授
講師
助教
精神看護学 教授
助教

地域看護学

相原 正男:教授

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専門分野 認知神経科学
主な研究テーマ 社会脳を育むための研究と地域での療育活動
自己紹介

発達に偏りのある児とその養育者に対しては、成人期にまで及ぶ心身の健康管理と自立支援の必要性があるため、以下のことを実践してきています。1)社会活動:地域社会への支援や公的事業との関わりを通して医療・保健・福祉・就労に関わる人材育成を実施してきております。2)教育活動:県下高校生に対し医療の魅力を紹介し、医学・看護・理学療法・作業療法・社会福祉・心理学科学部生および大学院生の講義を担当しています。とくに、地域医療では、社会的不利益のない生活が障害のある住民にも地域で保障されなければならないため、広い視野を持った医療人の育成が重要と考えております。3)研究活動:社会適応(adjustment)に必要な脳機能を解明するため、ヒトの前頭葉(社会脳:social brain)の成長、発達過程とその障害を神経心理学、神経生理学、神経放射線学的視点より研究を続けてきております。研究の対象はてんかんや発達障害などの高次脳機能障害児であり、期待される研究成果は社会的適応障害の予防と対策に関する臨床医学的診断、治療に新たな手がかりを与えることです。

これらの経験から私が学んだ教育と研究目標は、フィールドから抽出された臨床研究を通じて明らかにされた新しい健康指標を地域の医療に導入し還元すること、さらに先端医学に精通し新しい健康情報の意義と活用法に熟知した医療関係者が地域で活躍することです。

神崎 由紀:准教授

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専門分野 地域看護学、公衆衛生看護学
研究テーマ 社会的に孤立した高齢者への看護に関する研究
自己紹介

主に、保健師の資格取得に関連する科目を担当しています。
地域で生活する人々(特に高齢者)の健康や生活を支えるために行う、保健師や看護師の活動に興味があります。その人らしく生活し続けることを目指した地域包括ケアシステムを構築するために、看護職という立場ではどんな役割が果たせるのか、多職種や住民と、どのように連携や協働することができるかを考えていきたいと思います。

看護職を目指す受験生や学生の皆さん、私が看護の魅力を最初に感じたのは、実習が始まってからでした(それまでは、迷う気持ちもありました)。そして、病院や地域で働くことで、看護への興味がさらに深まりました。最初は迷うこともあると思いますが、ぜひ頑張って勉強し、看護の魅力を一緒に感じていただけたらと思います。


保健学

宮村 季浩:教授

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専門分野 保健学・公衆衛生学
主な研究テーマ 高齢者のQOL向上を目指した予防医学的研究
自己紹介

ただ長く生きるだけでなく、いかに質の高い生活をおくるのかが大切だと考えられはじめています。医療や看護に求められるものも、病気の治療だけでなく、その人が豊かな生活をおくるために何ができるのかが重要になってきています。保健・公衆衛生の領域では、今まで病気にならないためにはどうしたらよいのか、病気を早く見つけて早く治療する、といった視点での研究・実践に力を入れてきました。しかし、これらに加えて、豊かな人生をおくりながら歳を重ねていくにはどうしたらよいのか、病気をかかえながらも幸せに暮らすにはどうしたらよいのか、といった問に答えることが求められています。研究室では、私たちが暮らす地域だけでなく、学校や職場など、人が暮らすさまざまなフィールドを拠点に、医学・看護学だけでなく社会学等の人文科学系の領域も含めた学際的な教育・研究を行っています。特に研究に関しては、情報技術の進歩により可能になった、文章や会話記録などの膨大なデータの中から重要な情報を得るデータマイニング等の手法を用いて、豊かな生活をおくるために必要な情報収集を行っています。


高齢者・在宅看護学

宮本 和子:教授

専門分野 国際看護学、地域看護学
主な研究テーマ カンボジアにおける地域保健活動および住民参加型地域保健活動に関する研究
自己紹介

看護学科では在宅看護に関する科目等を担当し、また国際交流センター(医学部分室)に所属しています。大学院では国際看護学を担当します。

研究テーマは看護専門職として人々の生活に関わり、健康課題が生じる背景を明らかにし、その解決方法を当事者と一緒に考えていくことです。現在は主としてカンボジアの農村部の乳幼児低栄養の問題と寄生虫感染症を研究課題として取組んでいます。

健康課題の根本は人々の生活の中にあり、そこに様々な因子が関わってきます。その点では日本でもカンボジアでも変わりはありません。人々の健康改善について考えることは、すなわち、人々の「生活の質(クオリティオブライフ:QOL)」をどうしたら良くしていけるのか、ということであり、これは看護実践が目指す究極目標です。

山梨のこの地で、そして世界で、ローカルとグローバルの両方の視点から人々のQOLの向上のために看護実践と研究を通して関わっていくことを目指しています。看護には様々な可能性があります。それらを皆さんと一緒に見つけて行きたいと願っています。

谷口 珠実:准教授

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専門分野 高齢者看護学・在宅看護学・排泄看護学・骨盤底機能
研究テーマ 排泄のアセスメントとケア
領域紹介

高齢者・在宅看護学領域では、高齢者や在宅療養者とその家族を対象に、健康の維持や向上を目標に、生活を支える看護のあり方を追求しています。高齢者の生活や健康状態は多様です。その一人ひとりの大切な生活を支えるためには、高齢者の価値と意思を尊重した人としての尊厳を守るケアが必要とされています。在宅療養生活では複数の慢性疾患を持つ高齢者や認知症も増えており、疾患の管理には多職種が連携し、高齢者を取り巻く地域の環境を充実させることが大切です。今後は高齢者の健康寿命を延ばす健康教育も重要な課題です。

研究

私の研究テーマは、排泄看護です。食事や排泄は生命と生活の基本です。しかし排泄症状の悩みは羞恥心を伴うため高齢者に限らず表現されることが少なく、社会からもタブー視されて排泄問題は隠されてきました。排泄をよい状態に維持することは、生きがいを大切にした楽しい生活を過ごすことにつながり、健康寿命にも影響します。このため高齢者が取組める排泄のセルフケアについての研究と、病院や高齢者施設、そして療養生活の場における要介護高齢者に対し、最良の排泄看護を提供するためのアセスメントやケアの方法についても研究しています。

受験生・学生へのメッセージ

探究心とchallengeする気持ちを大切にして、共に日々成長してゆきましょう。

菅沼 真由美:講師

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専門分野 高齢者・在宅看護学、家族看護学
主な研究テーマ 認知症の人と家族の支援
自己紹介

認知症の人とその家族が、穏やかに生活を続けられるための支援について追求をしています。高齢化の進展にともない、認知症の高齢者は今後さらに増加し、その割合は2025年には5人に1人になると予測されています。認知症になると、「色々な事を忘れてしまう。これまで出来ていたことが急に出来なくなってしまう。」などの理由により不安感や孤独感を感じるようになります。また、認知症の人を介護する家族も「認知症の人に対して優しくできない。」などの理由により自分自身に対する嫌悪感もあります。認知症の症状は、認知症の人の「人としての尊厳」を大切にしたケアすること、家族のストレスが軽減することで、穏やかになる場合もあります。どのような支援が望ましいか、認知症の人と家族の状況に合わせて考えています。

また今後は認知症の人と家族を地域の人が自然に受け入れられるような地域をつくっていくことも課題になっています。

認知症の人が穏やかに生活できるようにするための課題は沢山あります。認知症の人とその家族の気持ちを考えながら支援をする方法を一緒に考えていける人が増えることを期待しています。

瀧本 まどか:助教

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専門分野 高齢者・在宅看護
主な研究テーマ 夜間頻尿の看護ケアについて
自己紹介

人生の先輩である高齢者と関わることが大好きです。
高齢者一人ひとりの出会いには、必ず学びがあり、人間の尊厳や長寿の重みを肌で感じ、感動することもしばしばです。
高齢者の健康問題を生活の視点で家族も含めてケアできる看護職者の育成を目指し、日々奮闘しています。

高齢者看護学実習では、学生と一緒に高齢者の持てる力を最大限に活かす・引き出す看護の魅力を体験できるよう指導しています。
若い学生のひたむきで誠実な関わりが高齢者への新鮮な刺激となり、普段聞かれない発語や手の動き、初めての反応が実習では起こることが多く、驚くこともあります。
実践を通して、看護の奥深さを伝えたいと思っています。

研究では、「年だから」「老化のせい」と諦めたり、我慢していることの多い高齢者の生活のしにくさを少しでも改善できるような研究を心がけて、取り組んでいます。

本学の卒業生として、同窓会の広報委員としても活動しています。
卒業後、様々な場で働く同窓生の横のつながり、縦のつながりの一助になればと思っています。

 


精神看護学

水野 恵理子:教授

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専門分野 精神保健看護学
主な研究テーマ 精神疾患患者と家族の支援、精神障害とスティグマ
自己紹介

私たちの領域では、 細やかな観察力、多角的な分析力、 柔軟な思考力をもって、心を病む人に対する関心を寄せ続け、その人のあり方を看護(みまも)り支えることを基本とした看護実践を追究しています。精神看護の対象はあらゆる人々であり、精神疾患患者と家族のQOL、長期入院患者の退院促進、精神疾患患者の身体管理、ひきこもりや依存症、思春期や老年期の心の問題、働く人々の心の健康づくり、看護師のストレスマネジメントなど課題は多様です。

教育・研究・実践をバランスよく充実させるために、地域の保健医療福祉機関とのネットワークづくりを大切にしています。そして、人がしなやかな強さをもって、健やかに生きていくことを支えるために必要なことは何かを日々考えつつ、Academic Mental Health Nursingの確立に貢献できるよう努めています。精神看護を探究していく面白さを一緒に体験していきませんか。

坂井 郁恵:助教

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専門分野 精神看護学
主な研究テーマ 在宅精神障がい者と家族介護者の地域生活について
自己紹介

大学3年次の精神看護学実習で精神科に初めてふれ、地域で生活している精神障がい者の方たちと交流をもち、今まで自分が気づかなかった(関心を向けなかった)だけで、本当は精神疾患を抱えた人々は私たちの身近な所、同じ地域で生活していることに気づかされ、精神科や精神看護に興味をもったことが今の私の原点です。一言に看護師・看護職と言っても、活躍するフィールドは多岐にわたり、自分の興味や関心によって色々な道を選ぶことができると思います。

主に精神科病院での臨床経験を経て、現在は山梨大学で精神疾患を抱えながら地域で暮らす人々と、彼らを支えるご家族の生活に着目した研究に取り組んでいます。研究活動や臨地実習等を通して出会う、精神疾患を抱えた方やそのご家族、彼らを支える看護援助者の方たち、そして、どこまでも凹むような、また心の底から嬉しいと思えるような様々な体験の中で自分なりに看護に対する学びを深め、頼もしくなっていく学生との出会いを大切にしていきたいです。

宮田 知子:助教

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専門分野 精神看護学
主な研究テーマ 精神疾患患者の家族の精神健康について
自己紹介

当大学を卒業し、附属病院で精神科病棟と内科病棟などに勤務しました。その経験を通して感じたことは、精神看護は全ての看護領域の根底にあるということです。目の前にいる人が悩みを抱え、不安に思っている、その気持ちに寄り添い、一緒に考え問題解決していくことが看護者の重要な役割となっていきます。このことは全ての疾患を抱えている人に当てはまり、精神看護を学ぶことは人々を精神的側面から支える基礎になると考えます。社会に出てからもきっと皆さんの学びになるはずです。

また、精神看護学では、精神疾患を患う方、そのご家族、さらには全てのライフサイクルを過ごす人々を対象にこころの健康をテーマに考えていきたいと思います。修士論文ではうつ病患者の家族の精神健康度と家族機能について研究をしました。患者様を支える家族への援助もうつ病の再発予防や、ご家族の心身の健康を守ることにつながります。さらに研究を深めていきたいと考えています。

ライフサイクルにおいては、学齢期では学校における精神保健が大切な課題になりますし、就労生活をしている人にとっては職場における精神保健が欠かせません。乳幼児期から老年期までそれぞれに特徴的な精神健康上の課題があります。現代社会の人々が抱えるストレスや悩み、不安といったこころの健康課題とその解決について一緒に学んでいきましょう。