ターミナルケアの講義がありました!(3年生)

2019年06月27日

 6月21日,在宅ホスピス医のふじ内科クリニック院長 内藤いづみ先生のターミナルケアの講義がありました。

“いのち”についての講義


 ホスピスケアと緩和ケアの違いや心と魂の違いについて,先生が今まで出逢われた患者さんやご家族の話を交えながらわかりやすく講義をしていただきました。途中,学生が考えるスローライフをリストアップする演習形式の講義もあったことで,先生と学生が意見交換する時間も持てました。

 痛みは,“身体・心・社会的人間関係・スピリチュアルな要素”などいのちのすべてから発せられるものであるため,多方面から痛みを緩和することが重要であり,また,「不安」「恐怖」「孤独」が終末期患者の痛みの閾値を下げる要因となるため,患者に寄り添い,共感し傾聴し,痛みの閾値を上げることが医療者として重要であることも学びました。

 講義後半では,在宅で最期を迎えた患者さん・ご家族と先生の記録を映像でみせていただいたこと,また,先生と一緒に働いている保健師さんからも,死にゆく人の最期についてお話をしていただき,「いのち」や「その人らしく最期を迎える」とはどのようなことか…,学生ひとり一人が考える時間が持てたように思います。

学生が考えるスローライフとは…

内藤先生と学生の意見交換


 学生からは,「自分や周りの人の死について深く考えていくことが必要であり,患者さんの死に関わる時もその人の意向を尊重した働きかけができる看護師になりたい」「スピリチュアルなケアをする前に身体・精神的苦痛のケアが必須であるため,患者さんが最期を穏やかに過ごせるケアが提供できるよう勉強していきたい。」「医療職は人の死に最も近い職業であるということを再確認した。対象者がより健康になれるようなケア・援助を学ぶことも大切だが,いずれ訪れる人の死について,トータルペインを緩和する方法や,よりよい最期を迎えるためには何が大切かを自分の中で今一度考える必要があると思った。」「病気で辛く苦しい思いをした患者さんに“よく頑張りましたね,お疲れさまでした”と言葉をかけることができ、最期まで患者に寄り添うことができる看護師になりたいと思った。」などの感想が寄せられ,内藤先生や保健師さんの実体験を交えた多くの言葉が,学生の心に印象強く残ったようです。

 講義の最期には,内藤先生から「これから一生懸命勉強して,皆さんの力を十分に発揮してくれると嬉しいです。」との言葉もいただきました。講義終了後にも内藤先生に質問や相談する学生もおり,学生にとって大変貴重で有意義な時間となりました。

                                                                                                                           成人看護学:大日向