統合実習を行いました

2017年11月20日

成人看護学領域で看護研究を選択した4年生8名が,8/29~9/8の2週間,統合実習を行いました。成人看護学領域の統合実習では,これまでの講義や実習で培ってきた知識・技術を統合して,臨床看護技術の教材DVDを作製し3年生に講義を行い,今後の看護職としての実践場面に活かすことを目的としています。

今回は「嚥下障害のある患者に対する安全・安楽な食事介助と口腔ケア」,「非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)中患者のケア」をテーマとしました。学生は,患者さんに適したケアとその根拠について活発に話し合いながらわかりやすい講義を行うためのポイントを明確にしていきました。また,摂食・嚥下障害看護認定看護師や,病棟の看護師に,ケアの実際について相談し,より実践的な内容となるよう取り組みました。「嚥下障害のある患者に対するケア」では,摂食動作だけでなく,全身状態や生活の視点で患者を捉え,生活していく力をリハビリしていくことが重要である,という認定看護師の考えに共鳴し,生活の視点を大切にしながら実習を進めました。「非侵襲陽圧換気療法(NPPV)中患者のケア」では,非侵襲的陽圧換気療法に対して用いられる人工呼吸器を適正に使用し,呼吸状態を改善するためのケアやマスク装着による不快感をいかに軽減するかについて,装着体験や看護師へのインタビューを通して,考えを深めていきました。また,呼吸を楽にするだけでなく,患者さんの苦痛や不安に寄り添うケアの大切さに気付く,よい機会となりました。

 

認定看護師(左手前)との話し合い

 

ケアの場面では,学生と教員でディスカッションをしながら納得するまでリハーサルを行いました。患者役の学生の患者の視点からの意見も踏まえ,常に患者にとって安全安楽なケアの実践となるよう努めました。

撮影の様子

 

完成したDVDを用いた講義では,作成時に大切にしたケアのポイントや,「常に根拠を持ち,患者さんの思いを傾聴し,患者さんの希望に合わせたケアを考えることが大切」というメッセージが伝えられました。3年生は「これからの実習でも,丁寧に患者さんの状態を把握し,根拠を持ってケアを考えることが大切」と,関心をもって先輩の講義を聴いていました。

3年生への講義