ターミナルケアの講義がありました!(3年生)

2017年06月19日

6月16日,在宅ホスピス医であるふじ内科クリニック院長 内藤いづみ先生によるターミナルケアの講義がありました。

内藤先生がホスピスケアに出会った当時のこと,英国留学では“病気に人生を打ち負かされそうになった患者が,いのちを自分の手に取り戻し,ホスピスのサポートを受けて最期まで自分らしく人生から降りずに生き抜いており,その自立への支援がホスピスケアである”と学んだこと,帰国後から現在に至るまでの様々な出会いや実際の在宅での看取りについて映像を交え,お話しくださいました。また,トータルペインの概念やがん疼痛療法だけでなく,トータルペインを緩和するために医療者(看護師)は,“知識”,“あたたかい心”,“実践できる技術”である3つのHHead:知識 ,Heart:心, Hand:技術)をバランスよく身につけることの重要性や,いのちに寄り添うこと,その人(対象者)を支える家族へのグリーフケアの実際について学びを深めることができました。


講義の様子

3つのHについて講義されている内藤先生


講義の最後には,谷川俊太郎さんの詩「みみをすます」を学生が朗読するポエムセラピーも体験できました。

ポエムセラピーを体験している様子


学生からは,“「死」とは不安で怖いものではあるが,いつかは誰しもにやってくる人生の締めくくりであり,必要不可欠な自分らしさを表現できる大事なひと時であると思った”,“医療職というのは,人間の人生に寄り添うことのできる職業であるということを改めて考えることができた”,“講義の中ででてきたシシリー・ソンダースさんのように,目を見開き,多くのことに興味を持ち,良いケアが行えるよう向上心を持って頑張っていきたい”,“医療者としてその人の最期に関わる場面も来ると思うが,学生の今,知識をしっかり身に付け,心を豊かにしておくことが必要だと感じた”などの感想が寄せられました。

内藤先生の実体験を交えた多くの言葉が,学生の心に印象強く残ったようです。限られた短い時間ではありましたが,貴重で有意義な時間となりました。