成人看護学

学部紹介

成人看護学領域が担当している科目は,成人看護活動論I・II・III,成人看護学実習I・II,看護研究などで,成人期の人々が抱える多くの健康問題とケアについて考えることを主眼としています。看護は実践の科学なので,まず成人期の人々を包括的(身体的・心理的・社会的)に捉えることから学習し,その後看護師として何が行えるか考えます。

成人看護学の科目紹介

成人看護活動論Ⅰ・Ⅱ

成人看護活動論

2年次には,成人期にある人々が抱える身体的・心理的・社会的問題を踏まえ,健康問題を持つ対象者の特徴について学びます。更に,事例を通して,その対象者に必要な看護について理解を深めます。また,学生自身の食生活調査や身体計測,総コレステロール値の測定等を実際に行ってみることで,自らの食生活や栄養状態を客観的に捉え,摂食・排泄について学ぶ演習も行っています。

 

成人看護活動論Ⅲ

救急時のケア3年次になると調理実習や救

急時のケア,ターミナルケア等の演習を通して,より実践的な看護やケアを学びます。救急時のケアでは,本学附属病院救急部の医師に直接指導を受け,病棟の患者さんの急変を想定したケアをシナリオに基づいて演習します。こうした演習を通して医療チームの中での看護師の役割についても考えます。


治療食とケア

治療食とケアではエネルギー・塩分を抑えた食事を調理し,常食と比較しながら試食する体験や,自己の栄養価計算体験から患者さんへの食事指導について考えます。

 

成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ

3年生後期から4年生前期にかけて,本学附属病院で臨床実習を行います。実際に患者を担当し,対象者の理解,ケア計画立案からケアを行い評価する一連の過程を,臨床看護師のサポートも得ながら実践します。健康問題を持つ成人期の対象者のケアを通して看護を科学的に実践するために不可欠な思考力,主体的に行動する力,発展的な人間関係を築いていく力の獲得を目指しています。

統合実習

領域別実習を終えた4年生前期に,これまでに学んできた知識・技術を統合して臨床看護技術のDVD教材を制作します。その過程でケアを実施する根拠や具体的手順について,学生間で徹底的に討議し,看護師や教員からの助言を求めます。学生は,より質の高いケアの実践を目指し,自律して学ぶことの意味を学びます。

統合実習1

統合実習2


統合実習3

統合実習の様子:看護技術の科学的根拠と具体的手順を習得し,対象にあったケアの実践を目指してDVD教材作成を行っています。

 

卒業研究

大学生活や講義・実習を通して各自が興味・関心を持ったテーマで,学生や看護師,患者さんを対象に調査を実施し,卒業論文としてまとめます。研究計画を立てるだけでなく,実際に調査し,まとめることで看護専門職として看護を探求する力も養います。また,その結果をまとめて発表する,卒論発表会を行っています。発表会には卒業生や大学院生,附属病院看護師にも参加していただき活発に意見交換を行っています。

 

【卒業論文】:平成28年度

・看護学生の看護に対する動機づけと臨地実習の体験
・看護学生が効果的なカンファレンスを行うための取り組み
・実習中の看護学生の接遇・マナーに対する認識と実際 ~よりよい人間関係構築のために~
・看護学生のボディメカニクスの認識と実線についての実態調査
・看護学生と患者の日々の看護目標共有の実態と課題
・看護学生の非言語的コミュニケーションの実態
・看護学生の転倒リスクアセスメントのための情報活用の実態と課題
・急変経験の少ない看護師が抱える入院患者の急変時対応への不安と備え
    ―3年目看護師に焦点を当てて―